5代目栄登志(えいとし)が一本一本鍛える本手打ちの印刀・鑿(ノミ)!!
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栄とし覚え書き(日記)
本家(三代目)の話
2007年05月23日

          私が、五代目を名乗るわけ!


 本来なら、本家の方で四代目五代目… と繋がるはずだったのです。しかし、四代目予定者が数年修行をされたのですが、頭脳明晰であったため母校の先生に請われて学業に励み別な道を歩かれたのです。
                               いちげん
 私が結婚して間もなく、夫婦で本家におよばれした時(こちらでは、一見といいます。)本家(三代目)から、「亘君、へえ家は誰もノミ鍛冶をつがねっけ、亘君おめえにたのむっけの。がんばって好い職人になってノミ鍛冶ついでってくれの。オレが仕事やめたら、オレの刻印も亘君が自由に使っていいすけの。」(亘君、もう我家は誰もノミ鍛冶を継がないので、亘君お前に頼むからね。がんばって好い職人になってノミ鍛冶を継いでいって下さい。オレが仕事をやめたら、オレの刻印も亘君が自由に使っていいからね。)と、「佐藤の鍛冶技術継承」を託されたのです。

 他にも、ときに寂しそうな顔をされながら、色々話されたのですがチョッと思い出せません。



*   写真は、その時三代目から渡されたノートです。このノートには、
    各種鑿の寸法や火造りのときの寸法他が書いてあります。
    こういうのを「秘伝書」っていうのでしょうかね〜?


 この日以降、私には「五代目を継ぐ」という意識が生まれたのです(^^)


                          次回につづく
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