栄とし覚え書き(日記)

私の中国語で大丈夫かな〜
2008年08月11日
* 写真は、「流觴曲水」で私が、自作詩を中国語で発表しているところです(^^)”
私の自作漢詩は、「曲水偶吟」です。
4月8日(火)午前11時45分ころ
そうこうしているうちに、今日のイベントで司会をされている男性アナウンサーらしき方が、私のところへきて声をかけます。
男性司会者は、「名前と国籍と、書いた詩を確認」しました。非常に綺麗な中国語でしたので、私は「私は中国語の初心者です。すみませんが再度ゆっくりと話して頂けませんか?」と、申し上げますとにこやかに、ゆっくりともう一度話してくれました。
私に、「中国語で簡単な自己紹介をし、詩を読んで下さい。」と男性司会者はいいます。私は、ピンイン(中国語の発音)までは調べてきていませんでした。そこで、男性司会者に「試しに読んでみますので、悪いところを教えて下さい。」とお願いしました。
私が、順番に読んでいくと「醺」の字の発音が分かりません。男性司会者に聞くと、「私も分かりません。適当に読んで下さい。」と言います。
おいおい、それでいいのかよ〜
と、思う間もなく
女性司会者が、「さ〜、次は誰ですか〜」男性司会者に声をかけました。
男性司会者は、「こちらは、日本の新潟から来た以文書法会の佐藤海山です。それでは、自作詩を紹介してもらいましょう。」(と、たぶん言ったように思いますが、心臓がパクパクでしたのでね〜)
私は、覚悟を決めて「日本の新潟から来た佐藤海山です。私の中国語と詩は下手ですが、ご勘弁下さい。」と言ってゆっくりと読みました。(私は、超ゆっくり読んだつもりでしたが、実際は緊張しているのでおそらく早かったのだろうと思います。)
それでは、中国語で紹介した「曲水偶吟」です。
「 曲水偶吟 」
上巳會稽春十分。 上巳の會稽春十分
聯吟誰與對微醺。 聯吟誰と與に微醺に對せん
流觴曲水鵞池畔。 流觴曲水鵞池の畔
毎遇蘭亭便憶君。 毎に蘭亭に遇へば便わち君を憶う
【大意】
今日(旧暦)三月三日の會稽は、本当に春爛漫だ。これから行われる詩会では、どこのどなたと一緒に詩を作り酒を飲むのだろうか。流觴曲水の会場は、王羲之が鵞鳥を飼っていたという池のあたりだ。そういえば、いつも蘭亭の叙を臨書すると、王羲之や六朝の風流人のことを想いだすのです。
と、大体こんな感じですね(^^)”
自慢高慢馬鹿のうちと申しますが、読み終えた後「私には、拍手が大きく感じられました。」やっぱり、馬鹿ですね〜(^0^)
つづく
佐藤栄登志ノミ製作所
五代 佐藤 亘(海山)