栄とし覚え書き(日記)

画像: 劉海粟のカニ

劉海粟のカニ

2008年10月30日




* 写真は、今日ゲットした劉海粟の扇面のカニの画の部分です(^^)




       4月10日(木) 午後7時50分 


コンビニで買ってきたビールやゆで卵などを出し、今日ゲットした「劉海粟の扇面のカニの画」を取り出して鑑賞します。



河南美術出版社の『民国書法』より一部抜粋して訳しますと、「劉海粟(1896−1994)は、江蘇省常州の人。民国元年(1911)に上海美術専門学校の校長や上海市博物館董事を歴任。書では有名ではないが、その書法の造詣は非常に深く、金文、石鼓、行草…。」と紹介されています。


私の記憶違いでなければ、上海美術専門学校時代でしょうか、中国で初めて「裸婦のスケッチ」を取り入れた人で、当時の一大センセーショナルだったそうです(^ー^)



画賛の方は、七言絶句が二首書かれてあるようです。詩の内容からして、どうもこのカニは上海ガニかもしれませんね。落款に「丁卯八月(一九二七年旧暦八月)」とあります。30そこそこでこのレベルですからね〜、恐ろしや劉海粟!!



詩の内容は、まだ精読しておりませんので確定しませんが、「霜の便りはまだ来ないから、秋の空もまだ高くはない。…。詩人の孟東野のように、…空螯を嚼む。」とあります。おそらく初秋から中秋あたりの頃に、「旬の上海ガニが待ちきれずに、カニみその無い味気ないカニを食っているよ。」という思わず笑みがこぼれそうな詩ですね(^0^)


さて、「劉海粟の扇面のカニの画」に気分を良くした私は、風呂に入って汗と疲れを落としてから、明日の予定を決めることにしました(^^)



           午後8時40分 風呂


               9時


ビールを飲みながら、荷物の整理と明日の予定を決めました。


明日は、運河と个園、そして最後に時間があれば古籍書店に行くことにしました(^0^)



                        つづく


                    刻字用ノミ 印刀 鉄筆 

                          佐藤栄登志のみ製作所 



  
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