栄とし覚え書き(日記)
運河
2008年11月01日
* 写真は、劉海粟の画賛の部分です(^ー^)
4月11日(金)6時10分起床
今回の中国旅行最後の観光です。列車のチケットと時間を確認してから、見学時間は「10時」までと決め部屋を出る。
タクシーを捕まえに古運河沿いの通りに出ると、運良くすぐにタクシーを捕まえることができました。20代後半くらいの運転手さんで、「地図を見せながら、京杭運河を見たいんだけど、ここまでお願いします。そして終わったら、揚州賓館まで戻って下さい。」というと、「いいですよ」と気持ちよく出発してくれました。
私は、「揚州交通旅游図」という地図を見ながら外の景色を見ていると、「五台山」という大きな標識が出ています。んんっ? あれは、かの有名な仏教霊場の「五台山」か?と思いましたが、周囲には何もそれらしきものは有りません。たしか〜場所が違うよな〜と思いながら通り過ぎます。
それから、直ぐに運転手さんが「着いたよ」と教えてくれました。橋の名前は「江揚大橋」でした。車の通りも少ないので、いったん橋を渡り切り、反対側車線に移動してもらいました。江揚大橋のど真ん中に車を止めてもらい、下流方向を眺め、写真を撮りました。
隋の煬帝が造ったと言われる運河だけに、けっこう大きな舟も往来しています。ひょっとすると、後世に修復されているのかもしれませんね(^0^)
ジ〜〜〜〜ッと眺めていると、昨日見学した鑑真和上や日本の遣唐使等もこの流れを使って文化を伝え、文化を学びにきたのだと思うと、つい、涙がにじみ出ていました。手で拭い、車に乗り込みました。タバコで一服していた運転手さんは、「もういいの?」と聞くので「今日は時間がないから…」と言って、朝日に照らされ悠揚と流れる京杭運河を想いだしながら、ホテルまで戻ってもらいました。
4月11日(金)6時50分
ホテル着、往復タクシー代28元(約450円)
いったん部屋に戻り、朝食時間まで小休止(^^)
つづく
刃物を鍛えて160年
佐藤栄登志のみ製作所