栄とし覚え書き(日記)

画像: 80の看板娘の台湾旅行-10

80の看板娘の台湾旅行-10

2007年04月20日

        1月25日(木)  故宮の展示内容について

            誰が言ったか分かりませんが


      < 建物を観るなら北京、中身を観るなら台北!! >


       とは、よく言ったもので本当にそうですね(^^)

 私は、北京の紫禁城は5回いきましたが、台湾の故宮は今回が初めてでした


 今回の展示内容で、特に興味を引いたものをいくつかご紹介しましょう


1  毛公鼎
2  故宮博物院所蔵印鑑(ラストエンペラーの印)
3  大観-北宋書画特別展(寒食帖)
4  大観-宋版図書特別展(爾雅)
5  典冊載籍-古籍逸品展(明 永楽大典)


  1  毛公鼎(西周晩期)

  書道に興味をお持ちの方は、よくご存知だと思います。私は、仕事がら篆刻や刻書(刻字)をチョッとやります。以前、印刷本によって臨書していたこともあり、実物を見るチャンスに恵まれたことはありがたいことだと思いました。(^0^)

  2  故宮博物院所蔵印鑑(ラストエンペラーの印)

  ラストエンペラーの使用印は、漢印風の非常に重厚な落ち着きの有る印でした。ほかにも、康煕帝など清朝のものに目がいきました。近代の篆刻家の作品も系統的に展示されており、興奮しました。私は、京都の佛教大学(通信制)の大学院で糞翁の「詩」を研究テーマにやっております。糞翁の作品もまじかに観ることができて嬉しかったですね!(^^)

  3  大観-北宋書画特別展(寒食帖)

  蘇軾や米フツ他、中国書道史には欠かせない名品が、所狭しと展示されておりました。このコーナーは、展示品を観ているのか人の頭を観ているのか分かりませんでした。結局、人と人の間をすり抜けるようにして走るように観ました。

楽天小姐もしっかりとついてきていましたが、時々遅れて迷子になりそうでした。アハハハハハ…(^^)

「画」も凄かったですね!!! こちらも、人と人の間をすり抜けるようにして走るように観ました。

楽天小姐は、イスに座って休んでいました〜、けっこう疲れますからね!


  4  大観-宋版図書特別展(爾雅)

  私の篆刻の師匠の故丸山松軒は、篆刻、漢詩漢文、中国史、中国雑学ほか色々なことを教えてくれました。その中の一つに、「和綴じ」があります。この、和綴じ20数年のキャリアが活きました。ここのコーナーは、人がほとんどいなくて比較的ゆっくり鑑賞できました。中国四大発明の一つですからね!ヤッパリ官製でできた本は、品位と風格がちがいますね。(^^)”


  5  典冊載籍-古籍逸品展(明 永楽大典)

  永楽大典をはじめ、印刷文字の品位と美しさには圧倒されました!和綴じをされたことが無い方には、理解しづらいかもしれませんが、あの「袋とじ」を一枚一枚と折ってゆく作業は、いがいと「フフフッ」と1人で笑ってしまうことも有るくらいです。チョッと怖いですかね!


以上、簡単に書きましたが他にも、清朝歴代皇帝の「朱批」(石偏がつく朱です)なんかは、本当に圧巻でした。ついつい、科挙のことや上奏文の書き方等がパッと頭の中を駆け回りました。


           来年、また行きたいですね〜(^^)


   こんどは、2日間ぐらいかけてゆっくりと拝見したいものです(^^”)


*  写真は、故宮見学が終わり正面玄関前で楽天小姐を撮ったものです。


                           つづく
ホーム | ショッピングカート 栄としノミ案内 | 送料・お支払い方法など
Powered by おちゃのこネット