5代目栄登志(えいとし)が一本一本鍛える本手打ちの印刀・鑿(ノミ)!!
ホーム栄とし覚え書き(日記)
栄とし覚え書き(日記)
栄とし覚え書き(日記):225
«前のページ 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 次のページ»
2008年06月17日
*  写真は、「魯迅故居」のパンフレットを開いたところです。





         4月7日(月) 2時20分 「魯迅故居」着


また、明日の午後に公式に来るとは思ったのですが、金魚のフンのようにぞろぞろ歩いて観るのも粋じゃないと思い、一人で観ることにしました。

魯迅の小説にもありますように、魯迅が生活していた頃の匂いがしてきます。やっと、「拝見しよう」という気持ちになりました。


見学場所は、「魯迅故居」「百草園」「三味書屋」「魯迅記念館」など何カ所かあります。詳細は、魯迅の小説か司馬遼太郎の「中国・江南のみち」をご覧下さい。



さて、一通り見学したあと、三十代と思われる小姐が露店で売っている『臭豆腐』を、決死の覚悟で一串2元(約30円)で購入。以前北京で食べたときは、あまりの臭さで一口で処分してしまいました。しかし、今回はせっかく本場だからと思い購入したのでした。


一度経験していたせいか、はたまた本場のせいか、今回は「鼻に抜ける、あの臭さが」妙になじんで美味しく感じました。翌日、夕食で再度食べることになるのですが、「ここの臭豆腐は美味しいですね!」というと、地元紹興出身の王先生が非常に喜んで下さり、ご当地の紹興酒で何度も乾杯しました。


しゃくにさわるほど、本場の紹興酒は美味かったです(^0^)




        4月7日(月) 3時30分 「魯迅故居」発



次は、チャリンコ周遊ツアー最後の目的地「八字橋」です。



つづく


    のみ鍛冶  佐藤




2008年06月14日
* 写真は、今朝配布された資料の中に入っていた「紹興文化旅游」という地元紙です。


「第二十四届中国蘭亭節」のことが特集されています。真ん中から下面で、今回の「中日韓蘭亭書会」のことが書かれています。写真の部分は1987年第三届」の時の写真です。


この時の日本側参加者は、青山杉雨先生、村上三島先生他、当時の日本書壇の錚々たるメンバーでした。

「第二届」は、堀江知彦先生を中心とするメンバーでした。


「紹興文化旅游」紙の記事によれば、この2回以降日本のトップクラスが参加したことは無いようです。


なにはともあれ、こんな凄い会に呼んでいただけるとは幸運以外の何者でもないですね(^^)”




        さて、4月7日(月) 1時40分 「沈園」着


「沈園」は、今回の日本側通訳さんの「朱秀芳」さんが勤務されている場所です。しかし、この時はまだ分かりませんでした。今晩行われた、レセプションの時にお話をして分かったのでした。


                 「沈園」は、


宋時代の大詩人「陸游」(1125-1210)ゆかりの場所です。最初、私もピンと来なかったのです(^^)”


まさか、紹興にこんな場所があったとはね〜 展示物は、これまた何も無し!!  まぁ、ここまで何も無いのが続くと、有る意味大したもんだと思いますね。


敷地は、けっこう広いですね、庭園を見て回ってふとみると「柳絮」がヒラヒラと舞っていました。時期的に、もう遅いかな〜と思っていたのですが、最後の「柳絮」を見ることができました。


                ラッキーでしたね(^0^)


「柳絮」は、漢詩の中で「雪」の代わりに使用されます。いつぞや、北京動物園と杭州西湖でみた「柳絮」はまさに純白の雪のようでした。


雪国の人間からすると、寒くない雪を初めて見た時は驚きましたね! しかし、残念なのは地面に落ちて融けて消えないので、ホコリで茶色くなった「柳絮」が微妙に感じられました。


          4月7日(月) 2時10分 「沈園」発


「沈園」脇の細い小路をすりぬけて、「魯迅故居」へ。クリークに架かる小さい橋を渡ると大きな通路に出ました。ふと後ろを振り返ると、観光ガイドに載っている「足漕ぎの小舟?」がやってきました。時計を見て、乗ろうか乗るまいか考えました。値段を聞くと、「魯迅故居」まで「30元」(約500円)で往復が「50元」(約800円)だという。わずかな距離にしては、高い!


ということで断念し、そのままチャリンコで「魯迅故居」へ



        「魯迅故居」着   4月7日(月) 2時20分


* 「沈園を陸游の住居」と最初書きましたが、私の誤りでした。ご教示くださいました林田暁径先生に深く御礼を申し上げ、「陸游ゆかりの場所」に訂正させて頂きました。m(_ _)m




つづく


佐藤栄登志のみ

佐藤 亘



2008年06月12日


*  写真は、「第二十四届蘭亭書法節のスケジュール表」です。

 今日は、朝がゆっくりだったので、メモしてきたレセプション開始時間に、今のペースで間に合うか確認(^^)”

 
                  チョッと…?





          4月7日(月) 1時10分  紹興市博物館着


ここは、問題なく「印籠」が効果発揮しました。表の看板を見たら、「日本二玄社の複製品大展示会」(正式名称は忘れました)とありました。


ここまできて「二玄社の複製か〜」とも思いましたが、私も全品を見た訳ではないので、ともかく入ってみました。


しかし、本当に二玄社の複製品はよく出来ていますよね。中国の専科の方が、本物と複製品をならべてどちらが本物かテストしてみたら、二玄社の複製の方を「本物」だと言ったとか言わないとか…(^^)


今回のシリーズで紹介する、北京の劉暁瑜先生とこの話をしました。劉暁瑜先生は、日本の東京学芸大博士課程を卒業された方で、日本語がペラペラです。


劉暁瑜先生は、「中国の写真印刷技術も日本に劣らないところまできています。しかし、その他の微細なところまで神経を行き届かせて、二玄社の複製品を作るレベルまでは、残念ながら至っていないですね。」と、言われていました。


たしかに劉暁瑜先生の言われる通りで、最近の中国の印刷技術の格段の向上は、目を見張る物がありますよね。


                時間を気にしながら、


                急ぎ隣りの「沈園」へ 



             4月7日(月) 1時40分 「沈園」着




つづく


佐藤えいとしノミ製作所

佐藤 亘


2008年06月11日
*  写真は、青藤書屋で購入した『徐渭(文長)的故事』8.5元(約135円)という本です。



          4月7日(月) 12時20分  青藤書屋着

ひっそりとした住宅街の中に、まぎれるようにして徐渭の住居である「青藤書屋」がありました。お客さんは、誰もおらず中年の男性が一人で、庭の手入れ作業をしていました。


エッ、違うのかな? と思いましたが、売店が開いているのでここだろうと思い直し、「ニーハオ」と何回か声をかけるがシーン…


こりゃ〜、ヤッパリおじさんに聞かねばと、トコトコ歩いておじさんに「ニーハオ」と挨拶し、印籠を見せて「これで大丈夫ですか?」とたずねると、「いいよ」とにっこり笑って言ってくれました。


住居の中には「ヤッパリ何も無い」、あるのは簡単な「徐渭の紹介と家具、それに書籍と複製品」があるだけでした。


それでも、「青藤書屋」にふさわしく「紫色の藤」が満開でした。(^0^)


入り口脇の庭に、日除け用のコカコーラのロゴのパラソルがありましたので、そこで小休止させてもらいました。すると、さっきのおじさんがやってきて、「どこからきたの」と「印籠」(貴賓証)を見ながら聞かれましたので、「日本からです、明日これに参加します。」というと、徐渭の拓本を何種類か持ってきてくれて見せてくれました。


一通り見せてもらったあと、売店に行って『徐渭(文長)的故事』を1冊購入しました。


すると、中年の元小姐がやってきました。私の姿を見て怪訝そうに「何してるの」と、おじさんに言ったのだと思う。すると彼は、「日本人で蘭亭節に参加する人だ。」と紹介してくれました。中年の元小姐は、急に色々な商品を指差して「どうか?」といいます。「現金掛け値無しだな」と思いました。


今は、「あまり持ち合わせが無いので」と言うと、笑いながら「ゆっくり休んでいって」といってくれました。




        4月7日(月) 12時50分  青藤書屋発



つづく




佐藤栄登志のみ製作所

佐藤 亘


2008年06月09日


*  写真は、越王台のチケット





        4月7日(月) 11時40分  越王台着



チケット売り場で、颯爽と「印籠」の貴賓証を見せるが、全く反応無し。係のお兄ちゃんに、「8元」(約130円)といわれた。

念のためと思って、「これだめですか?」と貴賓証の裏に書いてあるところを見せたら、「管轄外」と言われてしまいました。


ん〜、ヤッパリ中国だなと再認識しました。


入場口は、何カ所かあるのですが、私は最短距離でチャリをこぎましたので、外人さんは来そうも無いところでした。


ここに、越王勾踐と絶世の美女「西施」がいたのかと思うと、何ともいえないですよね。つい、脳裏に司馬遷の『史記』の場面が浮かびました。


「呉と越」の話は、本当に面白いですね(^^)


「臥薪嘗胆」「雪辱」「顰みに倣う」など日本人が、よく使用する言葉の元になっていますね。以前、読んだ俗書に(俗説だと思いますが)絶世の美女「西施」は、「呉と越」を行ったり来たりするはめになりますが、相当の名器であったとされています。だてに、「傾国傾城」と言われた訳ではないようです。当時の最新の心理学と絶技で、男性の心と体を虜にしてしまう技術をもっていたとされます。


それで、「西施」が右を向けば国中の男が右を向き、左を向けば街中の男が左を向くことになったとされています。

「西施」の最後は、よく分からないようです。一説では、呉の名臣「范蠡」(ハンレイ)が、越を破った功績で「西施」を貰い受け、蜀(四川省)の方へ行ったと言います。

「范蠡」(ハンレイ)は、別名「陶朱公」といい、西施と蜀に行ってからは大金持ちになったとされます。それで、中国では大金持ちのことを「陶朱公」ともいうそうです。



                さて、話を本題に戻しましょう。


越王台には、書道の史跡もあるようです。それは、「摩崖」があると紹興交通地図に記載されています。そこに行こうと思いましたら、通用門に鍵がかかっていて通行できませんでした。


これも、中国ではよくあることなので、今回はあきらめて戻ることにしました。





          4月7日(月) 12時10分  越王台発



          小さなクリーク沿いを駆け抜けて、10分弱



                12時20分  青藤書屋着



       つづく



佐藤栄登志ノミ製作所

五代 佐藤 亘  



    
2008年06月07日
*  写真は、「貴賓証」です。


今朝、受付で渡された資料に入っていました。


これを、紹興市の文化関連施設で提示すると  なんと! 「ただ」(^^)




          4月7日(月) 10時55分 



     最初の目的地、出発駅から5分ほどの「蔡元培故居」着です。


          看板は有るが、入り口が無い…?


右往左往したが結局分からないので、中国伝統的コンビニ(露店に近いかな)の元小姐に聞いてやっと入り口にたどり着く。


さっそく、紹興市の印籠を恐る恐る提示すると、係の元小姐はジッと貴賓証をみてから手元の書類を確認して「どうぞ」と言ってくれました。

先客が1人、中国人で一見して教養者という感じの30前後の男の方でした。


蔡元培(1868-1940)は、魯迅などと同時期の人で、特に教育に功績のあった方だそうです。

光緒十五、十六年(1889,1890)連中挙人、進士に合格。官職は、翰林院編修を授けられました。後年、南京政府大学院院長や中央研究院院長等を歴任しました。



展示品は、自信の著作関連が多かったです。


以前、蔡元培の対聯をみましたが、その書には書物の香りがプンプンとしてきたのを覚えています。

今回の展示品の中に、肉筆作品がほとんどなかったのが残念でした。



             11時半  出発


             次は、「越王台」です。


             11時40分  到着


         ここは、印籠の効力が無く8元(約130円)


つづく




佐藤栄登志のみ製作所

佐藤 亘






2008年06月05日
*  写真は、きのう紹興駅で買った「紹興市交通地図」(5元、約80円)です。お土産にもなりますしね(^^)”


自由行動で動き回る時は、やっぱりこの「交通地図」とか「生活地図」が有ると便利ですよね! 


私は、毎回訪れた地区の交通地図を購入するようにしています。これが有ると、バス亭のだいたいの位置や路線が分かりますので、重宝します。無理に言葉をしゃべらなくてもOKです (^0^)





                 4月7日(月)10時35分




紹興駅前の貸し自転車屋さんで、1台お願いしました。先客が2人いて、係のお兄ちゃんに「チョッとそこに座って待ってて」と言われたので、お風呂屋さんの椅子くらいの大きさの手製と思われる丸い椅子に腰掛けました。


先客が終わり、私の番になったと思ったその瞬間! 彼は、驚くべき行動に走りました。



                     なんと!


パソコンで、カードゲームの続きをしだしたのです。(_ _)

こんなのありか? と思いましたが、かえって面白いと思い、お兄ちゃんに「インターネットでやってんの」ときくと「うん」という返事。


配線を見ると、たしかに「ADSL」でした。ゲームの決着がつくまでいっしょに見ていました。結局は、一分足らずで彼が負けました。「勝ったかい」と聞くと「ダメだった」とのこと、「次、がんばって」というと「なかなか勝てないんだよ」と言ったのだと思う?(チョッと聞き取れませんでした)


ゲームが一段落したので、意気揚々と自転車の高さ、ブレーキの確認をしてくれました。料金の説明で、「一時間一元(約16円)」とのこと。ただし、中国ではおなじみの身代金「押金200元」(ヤージン約3200円)は預かられましたけどね。


最後に、「地図を持ってるか」ときくので「有るよ」と拡げてみせると彼は、5カ所くらいの観光スポットの所要時間と金額を教えてくれました。




               10時40分 最初の目的地に向かって出発



最初の目的地は、駅から5分ほどの「蔡元培故居」です(^0^)



つづく

                        えいとしノミ


2008年06月04日
* 写真は、「第二十四届蘭亭書道節」受付で渡された資料の中の「案内とスケジュール表」です。



             4月7日(月) 晴れ



             8時半起床、9時朝食


部屋に戻る時に、ロビーに「第二十四届蘭亭書法節」の受付が出来ていました。


いよいよきたか、という感じで緊張して受付で「日本の新潟以文書法会、佐藤海山です。」というと、「記帳をしてください」といわれ、記帳後に「第二十四届蘭亭書法節」の資料をいただきました。


受付の小姐も少し緊張気味な笑顔でした(^^)”



日本人担当の通訳さんがいらっしゃいました。「朱秀芳」さんという女性の方で、日本語がお上手で大変助かりました。朱秀芳さんは、通常「沈園」に勤務されてるそうです。


沈園は、宋代の大詩人「陸游」が生活していた場所だそうです。


朱秀芳さんから、ザッと書法節の予定をお聞きしました。そして「今晩のレセプションまで、どうしますか?」と聞かれました。


私は、「駅でレンターサイクルを借りて、紹興の市内観光です。」というと、「レセプションに間に合うようにお願いします。」とにこやかに言われました。


部屋に戻り、準備をしてロビーに行くと、韓国代表団らしき方々が受付をされていました。



         10時25分 ホテル脇のバス停から紹興駅へ



                 10時30分 紹興駅着



つづく


佐藤栄登志ノミ製作所





2008年06月03日


* 写真は、紹興王朝大酒店の箸入れの袋です。

  
  今回、諸般の事情(私の個人的な事情)でデジカメがありませんでした。ですので、こういったマニアックなものでご勘弁下さい m(_ _)m






             4月6日(日) 午後8時55分



魯迅電影城は、日本のワーナーマイカルと似た作りと書きました。ですから、何本かの映画を同時上映しています。チケットに書かれてある番号のドアの中へ入っていくと、座席数や座席の雰囲気も同じといってだいじょうぶでしょう(^^)


私の他に先客のカップルが、日本と同じように飲物とお菓子を持って数組座っていました。


上映時間まであと数分というところで、ドッとカップルが入ってきまして、どうでしょう 三分の二ほど座席が埋まりましたかね。


               9時ジャスト


         中国では珍しく? 定刻に始まりました(^0^)


始まって最初に驚いたのが、そこら中のアベックの男性の方が、



               「俺は知ってるぞ!!」



            と言わんばかりに、解説を始めました。


これには、本当にたまげました。静かに鑑賞するというマナーは、まだないのでしょうかね(^^)”


マナーといえば、テレビや雑誌などで「マナー向上」を伝えるコマーシャルが多かったですね。この映画館にもマナーについてのお知らせが有ったような…(_ _)


前後左右をアベックに囲まれて、なんか気恥ずかしい気分で映画を見終わりました。


まぁ、映画の内容は私の想像した通りでしたので、楽しかったです。中国語の字幕もついていましたしね(^^)


        けっして、字幕が全て分かった訳では有りません!



吉川英治の「三国志」を何回か読んでいたので、話の内容が分かっていたことと、映像で分かった気になっていただけです。


         日本に来たら、是非見に行きたいですね(^0^)



               午後10時50分、映画終了


映画館の外に出てみると、日曜の夜のせいかけっこう人が出ていました。紹興は、安全なんでしょうね〜 若い女性が一人で歩いて帰っていくのを何人も見ました。


という訳で、私も歩いてホテルまで戻りました。ホテル前のコンビニで、中国風ゆでたまごとカンビール(4元)などを買って部屋についたのが、11時。


風呂に入って、モーニングコールを頼んでテレビを見ながらビールを飲んで寝たのが、12時40分。


つづく


                                                     栄登志のみ

                                                         佐藤 亘


2008年05月31日
* 写真は、今回観た「三国之見龍卸甲」のパンフレット。私のかってな訳ですが、「三国の龍の甲(かぶと)を卸すを見る」という題(^0^)


早い話が、日本では吉川英治の小説『三国志』でメインキャラクターの一人、「趙雲子竜」の生涯を描いた映画です。




           4月6日(日) 午後8時35分
  


どんな映画をやっているか、いくらなのか、何時から? というのを、確認しました。9時から、「三国之見龍卸甲」をやるというので、これを見ることにしました。


他の映画は、現代物だったりしましたのでね。現代物だと、私の語学力では… 無理(^^)”


三国志の内容なら、何とかなるだろうということで、これにしたのです。実は、この時の私は題の「三国之見龍卸甲」がよく分からなかったのです。「三国の龍、甲を御(ぎょ)すを見る」かな?なんて思っていました。(_ _)


私の解釈は、「三国の龍は劉邦で、甲(亀)は曹操か〜?」ん〜、わからん。まぁ、とにかくチケットを購入し、チケットに書いてある番号の入り口に行きました。


8時40分、チケットを係の小姐に渡しますと、「まだ入れません」といわれます。なんだかんだと、チンプンカンプンな会話をして、入場できるのが8時45分だということが分かりました。


そこで、時間まで魯迅電影城を探検しました。日本でいうとワーナーマイカルのような作りになっていました。ついでにいいますと、1階はゲーセンでした。


探検をしながら、ふとポスターが目にとまりました。じっと見つめること1分くらい。「分かった! 龍は、趙雲子竜。卸甲は、甲(かぶと)を脱ぐだ。」と、自分で勝手に納得し手時計を見ると8時50分。



           趙雲子竜の気分で、いざ、戦場へ出陣!!



普通、映画を見終わって出てくる時に主人公気取りになるものですけどね…



         すでに、私は趙雲子竜に変身していたのかも(^^)”

  

つづく



                      佐藤栄登志ノミ製作所




2008年05月28日
* 写真は、初めて入った映画館のチケットです。今まで、入ろう入ろうと思っていて入れなかった映画館です。

ついに、入っちゃいました(^0^)



  
           4月6日(日) 午後7時 出発



ホテルのフロントで、「越劇」を観れるところがないか尋ねる。残念ながら、今は無いそうである。それじゃ、夕飯でも食べながら再度行き先を考えることに。


ホテルを出て、歩いて10分足らずのところに「蘭客麺館紹興店」という看板が目にとまった。中に入ったら、お客さんが一組しかおらず静かだった。


私は、いつもこの瞬間がイヤなんです(^^)”


中国旅行をして、何が一番イヤかと聞かれれば、迷わず「食事を頼むこと」と言いますね!


なにぶん量が多いので、下手に少人数で何種類か頼むと食べきれずに残ってしまいます。どうも貧乏人のせいか、いっぱい残ってしまうと申し訳ないな〜って思ってしまいます。


特に今回は、一人ですからなおさらです。


それはそうと、近年の中国のお店事情は良くなりました。入り口のレジのところに、品名と価格を表示するお店が多くなってきました。今回は、いつも「麺」しか食べないことが多いので、「蘭客特色炒飯」と「雪花純生ビール」をたのみました。料金は、チャーハンが28元(約450円)、生の大瓶が8元(約130円)でした。


待っている間、地図を拡げて「魯迅電影城」を探しました。地図を拡げると同時に「雪花純生ビール」がきました。嬉しいことに冷えています。これだけ冷えていれば、8元でもいいや(^^)


と先ずは、コップ一杯グイットいきました。初めての地と、初めての一人、そして初めてと言ってよい列車の旅のせいか、クラ〜っときました。こいつはいかん、と思いチビリチビリとやりはじめました。


お店の小姐に「魯迅電影城」(電影城は、映画館)は、歩いてどれくらい?と地図を拡げて聞いたら、「分からない」という。奥に引っ込んだと思うと、別のコックさんらしいお兄さんを連れてきて、「この人に聞いて」と言っているらしい。


残念なことに、高校生くらいの小姐だが、或はまともな教育を受けていないのかもしれない。実際、今までにも何人もこのような子どもさんに出会った。こういう時は、なかなか複雑な気持ちです。


お兄さんに、「地図には無いがここのすぐ裏を通っていくと5分で着くよ」と教えてもらい、ふたりに「どうもありがとう」というと「どういたしまして」と笑顔で答えてくれた。

と、すぐに特製チャーハンがきました。案の定「絶対食えない」とため息まじりに食べ始めた。紹興は海に近いせいか、海鮮食材がふんだんに使ってあり、とても美味しかった。


ビールとチャーハンとスープを、かわるがわる口にほおばり、それでも三分の二ほど食べました。


ほろ酔い気分で満腹になり、さっきの小姐に「ありがとう美味しかったよ」と言って店を出たのが、8時15分。


あっちを見、こっちを見とゆっくりと歩いて魯迅電影城へ、やっと2階の映画館のチケット売り場に着いた。


                  午後8時半



               何が上映されているのだろう? 


                  いくらだろう? 



                   ん〜???



                  わからん(_ _)



つづく


                     五代  えいとし









2008年05月25日
* 写真は、ホテルの反対側に有るコンビニで買ったチョココーンアイスのふた、美味かった(^0^)


アイスといえば、上の子と初めて行った北京旅行。今でもあるのかな〜 「一日五游」と言う中国のお上りさん相手の一日観光バスツアーがありました。当時(十数年前)、1人25元(約200円位)で万里の長城、明の十三陵、遊園地など五カ所の北京郊外の観光場所に連れて行ってくれます。



ただし、観光場所のチケットや昼食代は含まれていません。それでも、一応ガイドさん兼車掌さんがいて、ちゃんと世話をしてくれます。親切ですよ(^^)


ゴールデンウイークの連休前だと言うのにかなり暑くて、明の十三陵の入り口前で売っていた「袋入りのアイスキャンデー」がありました。現地の人が、とても美味そうに食べているのです…



      帰り際に、子どもと意を決してグレープ味を一本買いました。



皆さんご承知の通り、中国の水事情はよくありませんよね。日本と同様に袋でパックしてあるヤツなら、ひょっとして大丈夫ではないか?



         と、思ったのが運の尽き(^^)”



2人で食べながら、途中で半分落っこちてくれたので助かったのです。イヤ〜、最後の観光地で良かった(^^)”


食べて、15分もしないうちに「腹が痛む!」それも、2人同時に!! 



           『痛さが違う』



           やられた(_ _)



            中国人恐るべし



          あれを食べて平気だなんて…




幸い腹が痛くなって、30分後にはホテルに戻れましたので大事に至らなくてすみました。まぁ、今ほど車も混雑していませんでしたからね〜。



今でも、中国でアイスを見ると、当時のことが思いだされます。この事件以来、アイスキャンデーは食べたことがないので分かりませんが、「アイスクリーム」は純中国製でも大丈夫でした。



私は今でも、純中国製と外国との合弁製が有れば、当然「外国との合弁製」を買います(^^)



           さて、4月6日(日) 午後6時25分


ホテルの部屋に戻り、アイスを食べながらさっき駅前で買った5元(80円)の「紹興市交通地図」を見て、今晩明日の作戦計画を練る。


つづく


                        佐藤ノミ製作所



2008年05月21日


*  写真は、大禹陵のチケットです




      4月6日(日) 午後4時5分


せっかく来たんだし、とにかく入ろうと入場口に行くと係のおじさんが「あれに乗れ」と、電動カートを指差している。私が、「このチケットで大丈夫?」と聞くと、「早く乗れ、早く乗れ」と繰り返している。


5時に閉門だから、当たり前だね(^^)


運転手の小姐と私と2人で、わずか5分で一気に大禹陵の麓まできた。昔、日本語版の『史記』を読んだ時に「三皇五帝」がでてきた。よく考えれば、ここがその一人「禹」が眠っている「會稽山」でした。正確な標高は分かりませんが、チョッと見五〇〇メートルは無いように感じられました。



この、會稽山の頂上に大魔神のような像が建っていました。



何にも中身が無い。というと怒られそうですが、石碑があるくらいのものですかね(^^)”


書道史的には、チョッと有名な「岣嶁碑」がありました。なんでも、夏の禹王が治水の時、功を岣嶁の山壁に刻したというものです。


しかし、會稽に今有る物は、明代の物だともされているようです。時間がなかったので、よく見れませんでした。


さきほどの、電動カートの乗り場に着いたのが5時。最終の電動カートがきてみたら、定員オーバーで私だけ乗れませんでした。


そうしましたら、お爺さんが指図して席を1つ空けてくれました。そして私に「一緒に乗りなさい」と呼んでくれました。歩けば、20分ほどかかりそうでしたので、本当に助かりました。



いつも、中国に来ると思うのですが、一般の方は親切ですね(^^)


電動カートの終着点で、再度お礼を言ってお爺さんとわかれました。きたときと同じ2番のバスで帰ります。


       
            2番のバス亭着 5時15分


      5時30分 バスに乗り、紹興駅についたのが 6時



         7番のバスに乗換えて、ホテル前へ6時15分



つづく


                        栄としノミ



2008年05月18日

* 写真は、紹興王朝飯店のシールなど、この黄金の八角形シールはチョッと嬉しかった (^^)




         
一服しながら、今日と明日の予定を決める。今日は、郊外の「大禹陵」へ行くことにした。


明日は、レンタル自転車で紹興市内を回ることにした。



       4月6日(日)午後3時10分 ホテル発



ホテルのすぐ右側にバス停がありました。ラッキーですね(^^)
行き先とバスの番号を確認して、7番のバスに乗る。


7番は、市内循環バスで先払いの均一料金1元(約15円)。


車内には、ニワトリがどれくらい入っているのか、大きな籠を風呂敷のような焦げ茶色の布で覆って支えている小姐(20歳前位)がいたり、日曜日のせいか日本の中高校生のような小姐のグループがいたりとけっこうにぎやかです。


10分弱で紹興駅につき、2番の「大禹陵」行きに乗る。これも1元の先払い。一番後ろに乗って、車内観光? をする(^0^)



             午後3時30分 2番バス出発



あちこち回りながら、「大禹陵」に着いたのは 午後4時。市内の公園や紹興市政府の関係施設に「熱烈歓迎 第二十四届蘭亭書法節外賓」(と書かれてあったと思う)という横断幕が飾られていた。



         エ〜ッ! こんなえらいことになってんの!?



と、緊張してしまいました(^^)”


チケット50元(約800円)高い〜。まぁ、仕方が無いのですな。入場口の案内板を見たら、けっこう広い。歩いたら5時の終了時間までに帰って来れないな〜、とチケットを見ながら思案する。


つづく



                   佐藤栄登志のみ製作所
                          佐藤 亘








2008年05月16日
* 写真は、上海のホテルでもとられた「ヤージン200元(約3200円)」の預かり伝票。



今回の旅行のメイン「紹興」について、司馬遼太郎の「街道を行く 中国・江南のみち」(朝日文芸文庫)を持ってきていました。司馬さんが旅行されたのは、約20年前のこと。


            どれくらいちがうのかな?


と、わくわくしながら紹興駅のホームに降り立つ。けっこう近代的な明るい雰囲気の駅ですね。なんか… 「いつもの中国」という感じとチョッと違う気がします。(^0^)


どう言えばいいんでしょうかね〜 「なつかしい」という感じに近いですね。この紹興は、今でも「越」とも呼ばれます。私の住んでいる「新潟」も、「北越」とか「越後」というように、この字が使われます。


北陸地方は、「越前」「越中」「越後」と今でも呼ばれています。日本海の海流を考えると、江南の「越」の人々が来られたのではないでしょうかね〜? (^^)


そういえば、海音寺潮五郎の「蒙古来たる」で河野通有が海を渡って江南に行く場面が有った気がします。民間レベルの交流が、けっこう有ったのかもしれませんね〜。


      4月6日(日)午後1時30分


さて、紹興駅前のタクシー乗り場で女性の師傅(運転手)に「紹興王朝飯店」まで、と言ってメーターを見たら、初乗りが「5元(約80円)」。


5分もかからずに、ホテルに到着。タクシー代は6,5元(約100円)。チェックインで、ヤージン200元を払って部屋へ。


つづく


                        五代えいとし











2008年05月13日
*  写真は、今回の全行程の列車チケットが入れられていた封筒。




         5分遅れの10時50分上海駅発


          当然、定刻発車の範囲(^^)”



車掌さんは、本当に可愛い本当の小姐で、日本でいうと高校生くらいに見えます。可愛い顏に似合わず、荷物棚の確認をしっかりチェックしていきます。棚から、リュックの紐が垂れ下がっているだけで注意したり、自分で直したりしていました。


ほう、なかなか生真面目な中国にも素晴らしい車掌さんがいるもんだ!と感心して眺めていましたら、私の荷物に目を留めて「誰のですか?」と聞きます。私は、思わず手を上げて「私のです」というと、「棚からスーツケースがはみ出して危ないから、入り口付近の荷物置き場に置いてください。」と言われたのだと思いますが…


まぁ、言われた通りにしようと荷物を降ろし、荷物置き場に持っていきました。するとそこは、先客の荷物で満杯でした。目の前が車掌室でしたので、別の小姐(20歳くらいかな)に「満杯でどうしようもないね」というと、小姐はニコニコして「大丈夫だからそこに置いて」と言っているようだ。しかたなく、先客の20歳過ぎくらいの男性に、「これ、重ねてもいい?」とジェスチャまじりに聞くと、彼は「どこまで」と聞くので「紹興まで」というと、「杭州で降りるから、そこに重ねていっていいよ。降りる時にきちんとしておいてやるよ。」と言ってくれたようでした。


まぁ、何とかなるだろうと彼に「それじゃ〜、宜しくお願いします。」と言って手を振って座席に戻りました。


              11時50分 


 待合室で買ったパンが、ボロボロと落ちるのを手でうけながら食べる。小姐(おばさん)が、「杭州の地図はいかが〜」「杭州のホテルはどうですか〜」「杭州の観光はいかがですか〜」と何回も行ったり来たりしていました。



            12時30分 杭州東駅着


            12時50分 杭州東駅発


さっき、荷物置き場の前にいた小姐がニコニコしながらやってきたと思ったら、スーパーの買い物かごの中から玩具を取り出して、フーテンの寅さんのように「実演販売」をし始めました。

「ポケットに入る小型ライト」「立体パズル?」「靴の万能中敷き」などなど、非常に面白かった(^0^) あまりの上手さに、列車内から拍手が巻き起こるほどです。私も、いっぱい拍手しました。

そうこうしているうちに、さっきの「旅行販売」の小姐が「ニンポーの地図、紹興の地図はいかが〜」と言いながら何回か往来します。


さっきの寅さん小姐が来ないかな〜、と思ってましたら再度来ました。今度は、日用品も売っていました。本当に、お国柄とはいえ面白いですね (^0^)


          日本では、考えられないですよね!


    あっ、ちゃんとしたキヨスクのような車内販売も有ります。


             午後1時20分 紹興駅着



つづく


               刃物を鍛えて160年
               佐藤栄登志のみ製作所
                           佐藤 亘




2008年05月11日
*  写真は、上海駅から紹興駅までのチケット。昨日、チェックインした時に渡された封筒に入っていた。切符には、「T769次 新空調二等軟座特快 61元(千円弱)」と書かれてある。


 
         4月6日(日)午前8時30分 起床


朝食、赤米が甘くておいしかったが、チョッと欲張りすぎてやっと食べた。出発準備をして、ホテル内のコンビニらしきところでポッキーを買い、部屋に戻り出発準備。


          午前9時45分 チェックアウト


             歩いて、上海駅へ。

上海駅内には、一次チェックが有り切符を持っていないと入れない。中に入った瞬間、レントゲン荷物検査。チョッとした空港並の検査方式。

検査が終わると、エスカレーターで2階に上がる。エスカレーターに乗りながら、左右の電光掲示板で「 T 769次 」を探す。どうも、5番待合室に行かないとダメらしい。掲示版の指示に従って、恐る恐る直進すると5番待合室があった。


通路を挟んでで左側が、「軟座車 (グリーン車)」右側が「硬座車 (普通車)」の待合室。チョッとした体育館ほどの広さで、改札口がいくつかある。各改札口の上に電光掲示板が有り、行き先と改札時間が表示されている。
                    シャオジエ
ここで良いのか自信が無かったので、売店の小姐(おばちゃん)に聞いてみた。「3番目のところに並んで」といわれ、とにかく言われたままに列の最後に座る。


しばらくして、再度掲示版を見ると「 T 769次 」が表示されていた。さらに、上海発ニンポー行きの列車だということが分かった。


              午前10時


一安心して、さっきの売店でメロンパンと焼きそばパンが会ったので購入。1つ4,5元(約70円)。ん〜、昨晩買った瓶ビールが4元(約60円)だったことを考えると面白い(^0^)


             さて、ここで問題が発覚!


トイレへ行くにも買い物するにも、いちいち荷物を持って歩けないので一大決心をした。「どうにでもなれっ!!」ということで、ベンチの前に置きっぱなしにして行くことに決定(^^)


リュックだけになって身軽になり、心も少し軽くなりました。


               午前10時20分 


改札開始の放送があり、みんな荷物を持って並ぶ。グリーン席だし、今から並ぶ必要も無かろうと思い、列が減るまで座っていた。駅員が、カチャカチャと音をさせて切符を切ってくれた。先頭に並んでついて行く。


中国の鉄道駅は、列車がいないときはホームにも人がいない。列車の来るときだけ、隊列をなして係員の先導についてホームまで行く。


               午前10時40分


               自分の席に座る。


満席で、前後左右は全て中国人。当たり前だが、私がいても何の違和感も無いらしい。


               午前10時50分


                上海駅 出発


つづく

          
                     えいとしノミ製作所



2008年05月08日
* 写真は、上海駅前広場前の 「李先生 加州牛肉面大王」の箸入れの袋。19.5元(約300円)と牛肉ラーメンにしては高目のねだんですが、値段だけのことはあって今までに中国で食べた牛肉ラーメンの中でも上の部類でした。しかし、「加州」はカナダ産ですかね、それともカリフォルニア産?はたまた、違うところ?ご存知の方いらっしゃったら教えて下さい m(_ _)m


よほど疲れていたのか、記録が書かれていない(^0^)
そこで、想いだしてみると確か私の記憶に間違いなければ〜 7時頃まで、ホテルのチェックインの時に渡された列車の切符と予定の確認。

     7時半頃、李先生 加州牛肉面大王

     8時、地下鉄で上海駅から人民広場へ、3元(約50円)

上海博物館の正面口の方へ出て、南京路の一本となりの通りを歩いて上海書城へ向かう。夜空を見上げると、不夜城上海は荒れそうな気配!


途中、CD屋さんに寄ってDVDの「劉羅鍋」が有るか探したが無かった。「大敦煌」は有ったが…迷った末買わなかった。


やっと上海書城(書店)について、子どもに頼まれたお土産用の本を何冊か購入。自分用にも、書道の字典を数冊購入した。9時半だったと思うが、閉店時刻で仕方なく外に出ようとしたら、人だかりができていてスムーズに外へ出れない。

ヤッパリ中国だな〜と思っていたら、外が土砂降りで購入した本がぬれないように、ガードマンが薄いスーパーの袋を一人一人、レジの領収書に確認のハンコを押して渡していたんです。

小振りになるのを待って、急ぎ足で地下鉄の人民広場まで行きました。すぐ3元分のコインを取り出して切符を購入し、ホテルに戻ってきました。

         午後10時 部屋着


風呂に入って、モーニングコールを頼んでテレビ「百恵ちゃんの赤い疑惑」をチョッと見て、帰りに買ってきたビールを飲んで1時頃寝ました。

いつも中国に来ると思いますが、夜10時くらいでも子どもを連れた夫婦がいっぱいいます。学校は、大丈夫なんでしょうかね〜


つづく

                栄としノミ製作所

                         五代 佐藤 亘 拝







     

2008年05月07日
 *  写真は、上海机電大厦遠東大酒店のパンフレットと緑茶とウーロン茶のパック


上海駅から歩いて五分は、本当でした!運良く、リムジンバスから見えていましたので大変助かりました。リムジンバスの上海駅降車場が、私にとっては都合の良い場所でした。どういうことかと言うと、上海駅とホテルのちょうど中間にあったのです。ですから、信号待ちを入れて3分でつきました(^0^)


      そうそう、上海駅到着 午後5時25分


順番に荷物を受け取りました。昔ほど、争うように急ぐ人はいませんでした。それでも、一番最後ですので荷物を受け取りホテルのフロントについたのが 午後5時35分

          ヤージン
チェックインのとき、「押金」(保証金)200元をとられました。といっても、チェックアウトの時に預かり証を渡せば、ちゃんと返してくれます。このヤージンは、いくつか意味が有るようです。面白いのは、「身代金」という意味が有ります。私の一族に馬賊をやっていたのがおりまして、横山光輝さんの『狼の星座』のモデルになったくらいの大物?です。私が初めてヤージンを知ったのは、この馬賊の物語の中で人質に取られた人の受け取りに「ヤージン」という言葉が盛んに使われていたのです。


ですから、いつもヤージンを払うときは「オッ、身代金の要求だな」と含み笑いをしながら支払います。そういえば、一番最初にヤージンを払ったのは、一番上の子と行った北京の北海公園の貸しボート屋さんでした。その頃は、ヤージンが保証金だとは全く分かりませんでした。「エッ、俺たち親子は人質!?」と不安になり、取り敢えずボートを借りるのをあきらめました。

子どもが乗りたいというので、「命までは取らんだろう」と意を決してヤージンを払いボートに乗りました。乗り終わって帰る時、「ウエイ!ウエイ!」と呼び止められました。「ヤベ!」と覚悟をして後ろを振り向くと、係のおじさんがお金を振って手招いていました。そこで、やっと「そうか!ヤージンは保証金のことだ」と背中に大汗をかきながら「ほ〜」としました。

ホテルに帰ってから、辞書で確認をするとやっぱり「保証金」とでていました。今思えば、大笑いですけどね(^^)”


    2303号室についたのが、午後5時45分 


写真のウーロン茶を飲みながら、今晩の予定を確認しました。


    魔都上海の夜は、これから始まろうとしていた…


つづく


                    えいとしのみ製作所

                            佐藤 亘






2008年05月06日
 *  写真は、上海浦東空港から上海駅までのリムジンバスのチケットです。ちなみに値段は、18元(日本円で300円弱)です。このタイプの切符を見たのは、久しぶりの気がしました。

15年位前になりますが、一番上の子どもが小学校六年生の時に2人で北京に行きました。7泊8日のフリープランでした。その頃の北京は、2両連結のバスが走っていたり、トロリーバスが走っていました。そういえば、地鉄(地下鉄)にも乗りましたね。


さて、思い出話はこれくらいにして今回の話です。


   4月5日(土)の現地時間 午後3時45分に上海浦東空港着。


入国手続き、荷物を受取って空港内で日本円一万円を中国元に両替。手数料59元を引かれて、598,19元。手数料が高いような気もするが、まぁしょうがない。


     いよいよリムジンバス乗り場へ

両替所のすぐ斜め前の出口を出たら、事前にネットで子どもに確認してもらっていた通りに、「五番乗り場」が目に入った。長距離切符売り場があったので、念のために教えてもらい五番乗り場のバス停にいた小姐(四十代のおばさん)に「上海駅までいくら?」と聞いたら、とにかく「荷物をバスの格納スペースに入れて乗って」といわれた(と思われる)。

先客が十人ほどいて、可愛い?というか、うるさい?というか4人の十代後半くらいの本当の小姐達が座っていました。「そこ、いいですかね?」と声をかけたら、しゃべり続けながら、ちょっとよけてくれたので一番後ろの席の左側に座る。聞くとはなしに聞こえた会話で、彼女たちが台湾から遊びにきたらしいことがわかった。


        このときの時間が、4時10分


別に、小姐達が目的ではありません。バスの小姐(四十代のおばさん)の後ろに行け!という目線があっただけなのです。なまじ、中途半端な中国語を話すと「どこの田舎者」とでも思われているのだろうか、けっこうぞんざいな扱いだ。でも、それがまた面白いんですけどね(^0^)

こんな楽しみは、金魚鉢ツアー(私が勝手に、日本の団体旅行者の方々をジョークで呼んでいる言葉。)の方々には決してお分かりにならないと思います。


   いつの間にか満員になり、出発したのが 4時15分。


バスの小姐(四十代のおばさん)が、ひとりひとり「どこまで?」と聞きながら「○○元」と、手際よく切符を切っていく。一番最後が私の番で、「上海駅まで」と言って20元を渡すと、ニコッとしておつりを2元くれた。

入国手続きも、上海市内の渋滞も何にも無くスムーズにすすみましたが、雲が厚く一雨きそうなチョッと暗いふんいきでした。何カ所かの停留所にとまり、上海駅に着きました。


       上海駅到着 午後5時25分


これから、はじめてのホテル探しです(^^)”


つづく

              佐藤栄登志のみ製作所

                          佐藤 亘






     
«前のページ 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 次のページ»
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス